元うつ主婦の育児日記

うつ、人格障害、発達障害で精神科通院歴ありな一児の母。元塾講師です。育児やその他の日常について、気の向くままに。

マタニティマークをつけることに抵抗があった

妊娠が確定し、母子手帳マタニティマークをいただいてからもう5ヶ月ほど経ちます。

 

しかし、私はこれまでマタニティマークをあまりつけることなく過ごしてきました。

貰いたての頃に数週間つけましたが、その後数ヶ月は外したまま。

 

その理由は「妊婦様アピール」をしていると思われるのが怖かったからです。

 

マタニティマークをつけて混雑した公共交通機関を利用すると、「席を譲れ」とアピールしているように受け取られるのではないか。

そんな不安がありました。

 

それに、マタニティマークをつけて遊びに出かけることにも抵抗がありました。

「妊婦のくせに遊びに行くなんて」

と怒られるのではないかと。

 

その道中で公共交通機関を利用したのなら尚更。

「遊びに出かけるくらい元気な癖に席を譲れとはけしからん」

と言われそうで怖かったのです。

 

実際、私は妊娠経過が順調で、仕事も遊びも妊娠前と変わらずにこなすことができていました。

そんな私が席を譲ってもらう等の気遣いをしていただくことに抵抗があったのかもしれません。

 

こんな考え、傍から見れば自意識過剰も甚だしいかもしれません。

しかし、私は自意識と被害妄想の塊。

頭では分かっていても気持ちは恐怖感でいっぱいでした。

 

この考えから、マークをつけていた時期も、公共交通機関を利用する際は他人から目につきにくい場所に隠し、座席から離れて立っていました。

 

 

しかし、最近になって考え方が変わってきました。

 

まず、マタニティマークをつけないと、何かあった時…例えば出先で突然体調が悪くなった時などに妊婦だとすぐに気がついてもらえないかもしれない。

その結果、適切な措置を受けられなかったら大変だ。

 

 

加えて、夫がこんなことを話してくれたことも私の意識を変えました。

 

"以前電車で座っている時、妊婦と思われる女性が立っているのを見かけ席を譲ろうとしたが、彼女はマタニティマークをつけていない。

「この人は本当に妊娠しているのか?ただふくよかなだけの方であれば失礼になってしまう」

そう悩んだ末、席を譲る決断ができなかった"

 

マタニティマークをつけないと、周囲にこうした余計な気苦労を与えてしまうのかもしれません。

 

どちらの例をとっても、パッと見て妊婦と分かるようにしていた方が自分も周りも安心なのではないか。

 

そう考えを改めて…というか、もうマタニティマークをつけなくてもひと目で妊婦と分かる体型になったので、堪忍してマークを着用するようにしています。

 

夫には「あなたって、子どもが生まれてからも、人目を気にしすぎるあまり子どものことを理不尽に叱りつけそうだよね」とも言われたことがあります。

マタニティマークの件に限らず、もう少し堂々とできるようになりたいものです。