人生って不可逆なんだよな
予定日が近づいてくるにつれ、「子どものいない生活も人生であと数週間か」と考えることが多くなりました。
「子どものいない生活」が終わることが嫌なわけではないんです。いざ生まれたら嫌になることもあるのだろうけど。
ただ、「いま当たり前に送っている日常はもう二度と戻ってこないんだ」という気持ちになるのです。「やり残したことはないかな」とか。
結婚する前も似たような気持ちになりました。
「独身女性として過ごすのも最後か」「この苗字(旧姓)を名乗ることもないのか」…と(離婚する可能性だってありますけどね…)。
だから、結婚直前の一年間は遊びに遊びました。結婚して出産もするとなった今、あんなに遊びまくることなんてできなくなったので、遊んでおいてよかったと思っています(お金貯めておくべきだったと思うこともありますが…)。
考えてみれば、「この日常はもう戻ってこない」というタイミングは他にもありました。
私にとっての大きな節目は高校卒業、大学卒業です。
しかしその時は何も考えずにただ漫然と日々を過ごしていました。うつ病等になっていてそれどころではなかったというのもありますが、今思うともったいない。
今ある日常が終わる時がくると常に頭にとどめて、後悔のないように過ごしていきたいです。
もちろん、そう思って過ごしても後悔することはあるのだろうと思います。しかし、漫然と過ごして後悔するのと、自分なりに気をつけて過ごして後悔するのでは後味も違うんじゃないかなとも思うのです。
「日常」どころか「今日という一日」「この一瞬」ももう戻ってこないんだから、大切にしないとな。